こんにちは！大切なドレス選びをお手伝いする「ブライダルハウスTUTU」です。
タキシードは結婚式で新郎や新郎新婦の父親が着用するフォーマルウェアの総称。
実はタキシードにはいくつかの種類があり、ジャケットの形や着用時間のマナーなどが異なります。
今回のコラムでは、そんなタキシードの種類について解説します。
タキシードにはどんな種類があり、それぞれどんな特徴やマナーがあるのか。
体型別におすすめのタキシードについてもご紹介しますので、自分に似合うタキシードを見つけましょう！
そもそもタキシードとは？
タキシードは、洋装で夜に着用する礼装の1つ。
19世紀のヨーロッパで、喫煙時に着用された「スモーキングジャケット」が起源といわれています。
洋装のフォーマルウェアは、時間帯によって着用するウェアが決まっていますが、日本の結婚式ではそこまで厳密にはしておらず、新郎や新郎新婦の父などが結婚式で着用する洋装の正装を総称して「タキシード」と呼ぶことが多いです。
結婚式以外では、夜に開催されるパーティーや式典など格式の高い場所で着用されます。
黒や濃紺などの濃い色の生地で仕立てられることが多いです。
タキシードの種類をチェック！
日本では「タキシード」とひとくくりにされがちな洋装のフォーマルウェアですが、ジャケットの形や着用する時間帯などで種類が分かれています。
それぞれの特徴をご紹介しますね。
フロックコート
フロックコートは、昼間の時間帯に着用する礼装。
膝まである長いジャケット丈が特徴で、直線的なロングシルエットをつくります。
モーニングコートの原型でもあり、伝統的で格式の高い装いです。
モーニングコート
モーニングコートは、昼間の時間帯に着用する正礼装です。
前裾から後ろ裾に向かって斜めにカットされ、背面から見ると裾がV字に長くなっているのが特徴。
一般的にはグレー系のベストと、黒とグレーの縦縞のコールパンツをあわせます。
日本の結婚式では新郎新婦の父親がよく着用しています。
テールコート
テールコートは、夜の時間帯に着用するもっとも格式が高い正礼装です。
ジャケットの前裾はウエスト丈で短く、後ろ裾は長く2つに割れています。
その後ろ裾がまるでツバメの尾のようにみえることから、燕尾服（えんびふく）とも呼ばれています。
白の蝶ネクタイとベストをあわせるのが「ホワイトタイ」と呼ばれる正式な着こなしです。
オーケストラの指揮者が着用したり、ノーベル賞の授賞式、晩餐会などで着用されたりする非常に格の高い衣装です。
タキシード
タキシードは、正式には夜の時間帯に着用する準礼装ですが、日本の結婚式では時間帯を問わず洋装の正装として着用されます。
ジャケット丈はお尻が隠れるくらいが一般的です。
最近はロング丈やセミロング丈のジャケットも人気があり、これらはややカジュアルな準礼装として着用されます。
ディレクターズスーツ
ディレクターズスーツは、夜の時間に着用する準礼装。
ブラックスーツのジャケットと、モーニングコートの縦のコールパンツを組み合わせた装いです。
正装としてのタキシードは黒や濃紺で仕立てたものが一般的ですが、最近はそれ以外の色で仕立てた「ファンシータキシード」を結婚式で着用する方も増えています。
準礼装の扱いにはなりますが、正礼装ほど堅苦しくなく、自分らしさやおしゃれを楽しみながらも格式を守る装いができます。
タキシードの色やその選び方については「結婚式のタキシードの色はどうする？選び方や小物の合わせ方をチェック」でも詳しくご紹介しています！
体型別に似合うタキシードの種類を知ろう
新郎の体型にあわせてタキシードを選ぶコツもご紹介。
体型に気になるところがある方も、コーディネート次第でグッと素敵になりますよ。
自分に似合うタキシードの種類を知って、魅力をより際立たせましょう。
小柄な方
小柄で痩せ型の方が体型をカバーしたい場合は、明るめカラーで光沢のあるものが体を大きく見せることができるのでおすすめ。
濃い色の3ピーススーツなどは、キュッと締まって小柄をさらに強調してしまいます。
シルエットは細身のピッタリしたものは避けたほうが良いですが、大きすぎると不自然なシワができてしまうので気をつけましょう。
小柄でふくよかな方がすっきりと見せたいなら、シルエットやデザインで縦ラインを強調するのがおすすめ。
前裾の短いテールコートは、重心が高く見せることができますよ。
ジャケットとパンツの色をあわせて、縦ラインを強調しましょう。
ロングジャケットや短めパンツ丈は、バランスがとりにくいので避けたほうが無難です。
背の高い方
長身のシルエットを活かす、ロングジャケットのタイプがおすすめ。
長身で痩せ型の方は、細さを強調しすぎないような、ややゆとりのあるシルエットを選ぶのがベターです。
直線的でジャケット丈の長いフロックコートが似合うでしょう。
長身で横幅もある大柄の方は、体の中心にポイントを持ってくるとすっきりと引き締まった印象に。
タイやベストはジャケットよりも、濃い色やストライプなどを取り入れると良いです。
がっちりタイプ
上半身ががっちりしていて肩幅が広い方は、横幅を強調しすぎないほうが下半身とのバランスがとりやすくなります。
ジャケットとパンツの色を変え、引き締めて見せたいほうを濃い色にするのがおすすめです。
蝶ネクタイや前丈の短いテールコートは、上半身の印象を強くしやすいです。
襟幅は狭いものを選ぶとスタイリッシュな印象に。
首からショールをかけたような、切れ目のない丸みのあるショールカラーがおすすめです。
逆に下半身ががっちりしている方は、下半身が細く見えるようにパンツに濃い色を持ってきましょう。
目立ちやすい太ももはがっちり感を強調してしまうので、気になる方は太ももが丸見えになってしまうテールコートは避けた方が無難です。
なで肩タイプ
なで肩が気になる方は、襟幅が広いものなど顔周りにボリュームが出るスタイリングがおすすめ。
下襟が剣の先のように尖ったデザインのピークドラペルと呼ばれる襟は、顔周りを華やかにしてくれます。
ややカジュアルな印象になりますが、襟の周りを別布で囲むようにしたデザインのラペルパイピングも、襟元にボリュームが出るデザインです。
タキシードの種類や特徴を知って似合うタキシードを選びを
タキシードとは本来、夜の時間帯に着用する礼装の1つ。
日本では結婚式に着る男性のフォーマルウェアを、ひとくくりに「タキシード」と呼んでいます。
タキシードには、フロックコートやモーニングコート、テールコート、ディレクターズスーツなどの種類があります。
ジャケットとパンツのシルエットやデザインが異なるので、好みのデザインで選ぶ方も多いですよ。
好みや着用シーンのほか、体型にもあわせて似合うタキシードを選んでみましょう。
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